アディダス最高峰のレース用シューズアディオスプロ3から2年半が経ち、ついにアディオスプロ4が発売されました!アディダスレース用シューズの最高峰アディオスプロ4の特徴、前作との比較、実際に履いた感想を紹介します!
アディオスプロ4の特徴・スペック

アディダスのレース用シューズにはプライムX2ストロングというシューズがありますが、このシューズはソールの厚さの規定により、公認レースでは履くことができません。またアディオスプロEVO1はプロ仕様で高額なため、なかなか市民ランナーの手が届くシューズではありません。
アディオスプロ4は発売直後に売り切れるシューズではありますが、サブ3を狙う市民ランナーの方にぜひおすすめしたいシューズです。
一時期はナイキがマラソンシューズを圧巻していましたが、最近は大学や実業団、世界のトップランナーの多くの選手が着用しています。2025年箱根駅伝でもアディダスのシェアが1位でした。今注目のメーカーです。
★スペック★
アッパー
軽量で伸縮性のあるアッパー「LIGHTLOCK」採用
ミッドソール
業界トップクラスの軽量性、反発性を誇る「LIGHTSTRIKE PRO」を2層構造で採用
「ENERGYRODS 2.0」というプレートではなく、5本のカーボン素材の棒を指に沿って配置し、推進力を生み出している。
アウトソール
大手タイヤメーカーであるContinental™の耐久性に優れたラバーを親指から母指球にかけて配置し、グリップ力、軽量性に優れた「LIGHTTRAXION」をその他の全面に配置している。
重さ
200g〔27.0㎝〕
厚さ
39㎜ ドロップ7㎜
アディオスプロ4と前作・他シューズとの比較

前作との大きな違いの一つがアッパーの素材です。アディオスプロ3ではバリバリで硬めの素材が合わず、靴擦れが起きたり、圧迫されてい痛いという意見が多くありました。しかしながら、今作では全く違う素材が使われています。滑らかな触り心地で、柔らかく伸縮性があり、長時間履いてもストレスを感じなくなりました。これにより、甲の高さなどの足型を問わず、誰にでも受け入れらるシューズになっています。
ロッカー構造も見直されており、前作は母指球のあたりから傾斜が始まっていましたが、今作は中側部から傾斜が始まっています。ミッドソールの素材は変化していませんが、より柔らかく作られているようで、前作よりも沈み込んで跳ね返るような感覚があります。
アディダスのレース用シューズとしては、他に中底のアディゼロタクミセン10があります。平林選手が着用していて話題になっておりますが、私も重宝しています。反発のレスポンスや接地したときの安定感はタクミセン10の方があるように感じます。ピッチ型の私のランニングスタイルにはタクミセン10の方が合うかもしれないです。私はコースの特徴、距離で使い分けています。
アディオスプロ4を実際に履いた感想

実際に履いた感想としては、今までのアディダスのシューズはアッパーが硬く、はき始めに違和感があり、靴紐の調節が難しと感じることが多くありました。
アディダスプロ4のアッパーは薄いのに柔らかさがあり、非常に心地良く感じました。またミッドソールの柔らかさが増し、特に拇指球あたりの沈み込みと跳ね返りを感じます。拇指球にトランポリンが入っているような感覚です。ロッカー構造の変化により立っているだけでも体が自然に前に傾く感覚があり、自分の力で走っている感じがしませんでした。
実際に走った感覚としては、長時間のランニングでもストレスが少なく、靴擦れもしませんでした。また、ロッカー構造の変化もあり、少ないエネルギーで足が前に出てくる感覚がありました。反発は前作同様に強く感じました。接地のポイント、蹴り出しの感覚をつかむまでには少し時間がかかりました。いきなりレースではくのはやめておいた方がいいです。
慣れるまでに少しかかりましたが、シューズに慣れてリラックスしてスムーズに走れてくると過去にない最高のシューズだと確信しました。
まとめ
接地のポイントや蹴り出しの感覚が特殊なため、初心者にはあまりお勧めできないかなと思います。しっかり練習を積んでいるランナーにはこの一足をぜひ体感してほしいです。アディダス最高峰のレース用シューズ、アディオスプロ4は箱根駅伝でも1番のシェアを取るのではないかと思うほど最高のシューズです。ぜひ検討してみてください!
ちなみにネットでの販売は発売開始の数秒後に売り切れてしまいます。私はステップスポーツで手に入れました。