アディゼロ タクミセン10 レビュー!【RADOST】

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ナイキのストリークフライを1年ほど履いていましたが、新たにレース用としてアディゼロタクミセン10を購入しました。アディゼロタクミセン10の特徴の紹介とナイキストリークフライとの比較をしていきます。

アディゼロタクミセン10の特徴

画像引用:https://shop.adidas.jp/

アディゼロタクミセン10は、アディゼロシリーズの中でもスピード性能に優れ、ハーフマラソンよりも短い距離をターゲットに開発された軽量な中底シューズです。箱根駅伝でも多くの選手が着用していました。フルマラソンでの着用者は多くありませんが、國學院大學の平林選手がフルマラソンで着用し、2時間6分18秒で日本学生記録を樹立したことでも話題になりました。シューズのエネルギーリターンがありつつも、自分の蹴りだしも活かしながら走れるシューズであるため、厚底シューズに違和感を感じる人はぜひ試して欲しいシューズです。

重さ:200g(27.0㎝)
厚さ:ヒール33㎜/前足部27㎜
ミッドソール:軽量性、反発性、クッション性に優れたLIGHTSTRIKE PRO
アウトソール:タイヤメーカーのコンチネンタルが開発したグリップ力に優れたソール
プレート:グラスファイバー製の5本骨状バーエナジーロッドが反発を生み出す

実際に履いてみた感想

足を入れた感想

足を入れた感触は足首回りと踵がしっかり固定されない不安感がありました。他のシューズよりもしっかりと踵を押し込んで、きつめに靴紐を絞めることで解決しました。立ち上がった瞬間に沈み込みと反発を感じました。短い距離をターゲットにしているシューズであるため、硬めのソールをイメージしていましたが、思ったよりも柔らかいソールでした。粗目で硬めのアッパーであるため、しっかりと固定されます。

画像引用:https://shop.adidas.jp/

実際に走ってみた感想

最初に履いたのは1000m×2の練習です。正直この時はしっくりこないなーというのが第一印象です。このときは靴紐の締め付けが弱く、シューズの反発を十分に得られていなかったこと、クッションの沈み込みにうまく乗れていなかったことが原因です。次に履いたのが5kmのロードレースです。靴紐の締め付けを意識して履きました。流しを多めに入れたところ、独特なクッションに慣れ、気持ちよく弾んで進んでいきました。レースはアップダウンや急な曲がり角が何度もあるようなコースでしたが、上りでもグイグイ進んでいき、曲がり角でも抜群のグリップとグラスファイバーのロッドが抜群に効き、最後まで力強く走ることができました。

ナイキストリークフライとの比較

中底シューズとして同じコンセプトで販売されているナイキストリークフライとの比較をします。
27.0㎝の重さはストリークフライが170g、タクミセン10が200gになりますので、ストリークフライの方が軽量になります。プレートはストリークフライは中側部のみ、タクミセン10はフルレングスで5本のロッドが入っています。
私の感覚ではストリークフライは安定感があり、自分の足で蹴って走っている感覚があります。タクミセン10は反発が強く、エネルギーリターンが大きく、シューズのエネルギーリターンを活かしながら走る感覚があります。

まとめ

アディゼロタクミセン10は好みが分かれるシューズだと思います。また、初心者の方が使いこなすのは難しいシューズではないかと思います。私の感覚ではLIGHTSTRIKE PROが沈み込み、グラスファイバーロッドがしっかりとしなるには3分30秒/1km以内のスピードは必要じゃないかなと感じます。気になる方は店頭で試着してみましょう。

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