アディゼロジャパンシリーズが大幅アップデートされて9が登場しました!アディゼロジャパン9の特徴、前作との比較、実際に履いた感想を紹介します!
アディゼロジャパン9の特徴・スペック

アディゼロジャパンの大きな特徴といえば軽量性です。アディゼロシリーズの中でも最高峰の軽量性を誇っています。ランニングシューズはかつては軽量性が最重視され、近年は重量よりも厚底のクッションによる反発、プレートによる推進力が重視されてきています。そんなランニングシューズ市場の中で、昔ながらの軽量性を重視しながら、近年のテクノロジーを搭載したハイブリットシューズと言えるでしょう。
★スペック★
アッパー
軽量で伸縮性のあるアッパー「LIGHTLOCK」を採用
ミッドソール
業界トップクラスの軽量性、反発性を誇る「LIGHTSTRIKE PRO」を採用
中側部にのみ、捻じれを防ぐナイロン製のプレート「ドッグボーン」を搭載
アウトソール
大手タイヤメーカーであるContinental™の耐久性に優れたラバーを親指から母指球にかけて配置し、グリップ力、軽量性に優れた「LIGHTTRAXION」をその他の全面に配置している。
重さ
177g〔27.0㎝〕
厚さ
27㎜ ドロップ7㎜
アディゼロジャパン9と前作・他シューズとの比較

前作との大きな違いの一つがアッパーの素材です。ジャパン8ではバリバリで硬めの素材が合わず、靴擦れが起きたり、圧迫されてい痛いという意見が多くありました。しかしながら、今作では全く違う素材が使われています。滑らかな触り心地で、柔らかく伸縮性があり、長時間履いてもストレスを感じなくなりました。これにより、甲の高さなどの足型を問わず、誰にでも受け入れらるシューズになっています。
ミッドソールに関しては前作は「LIGHTSTRIKE2.0」が主で、前足部には「LIGHTSTRIKEPRO 」が使われていましたが、今作では前面に「LIGHTSTRIKEPRO 」が採用されています。また、前作では前面にプレートが搭載されていましたが、今作では中側部にのみプレートが入っているため、屈曲性があります。
アウトソールに関しては、ラバーが少し薄くなっていいるようなので、耐久性は少し心配です。アディダスのランニングシューズは非常に高性能ではありますが、アップデートで耐久性が落ちることがありますからね、、、
アディダスのレース用シューズとしては、他に中底のアディゼロタクミセン10があります。平林選手が着用していて話題になっておりますが、私も重宝しています。このシューズに近い履き心地であながら、プレートが搭載されていないので、反発が少し抑えられたシューズで、より自分の足で走るシューズという感覚です。
アディゼロボストン12との使い分けとしては、どちらもポイント練習やサブ4ランナーのレース用におすすめですが、ボストン12は厚底カーボン搭載シューズなので、距離走などの長い距離のポイント練習やサブ4ランナーのフルマラソンにおすすめだと思います。
他のメーカーではアシックスのターサーが近いシューズだと思います。重さ、厚さもほぼ同じです。どちらを選ぶかは好みですね。
アディゼロジャパン9を実際に履いた感想

足を入れた感想としては、アディゼロシリーズはアッパーの違和感があることが度々ありますが、このシューズは柔らかいフィット感があり、最初から違和感なく履くことができました。ソールも「LIGHTSTRIKEPRO 」が採用されているため、柔らかさを感じました。そしてとにかく軽いです。前作も軽かったですが、近年のシューズで180gを切るシューズは多くはないですからね。
実際に走った感想としては、ジャパン8よりも助力を感じ、スピードがぐんぐん出ました。ジョグ用シューズではないのでは?という感覚です。アッパーの違和感もなく、前作では靴擦れをしましたが、今作ではしませんでした。アディゼロタクミセン10に近いので、スピード練習用として使っていきたいと思いました。
まとめ
アディゼロジャパン9はジョグ用シューズからよりスピード練習用になっと言えるでしょう。このアップデートに賛否はあると思います。スピード練習や駅伝、10km以内の距離のレース用シューズを探している方はぜひ検討してみてください!