アディゼロSL2 レビュー!【RADOST】

「アディゼロSL2って実際どうなの?」「初心者でも履きこなせる?」「前作からどれくらい進化したの?」

そんな疑問をお持ちのランナーの皆さん、お待たせしました!この記事では、アディダスが誇る万能ランニングシューズ「アディゼロSL2」の魅力を徹底的に掘り下げます。

筆者自身、アディゼロSLシリーズを3代にわたり愛用しており、その経験も踏まえながら、特徴やスペック、前作との比較、そして実際に履いて走ってみたリアルな感想を忖度なしでご紹介。

この記事を読めば、アディゼロSL2があなたにとって最適な一足かどうかがきっと見えてくるはずです。毎日のジョギングから本格的なスピード練習、そしてフルマラソン完走まで、幅広いシーンであなたの走りをサポートしてくれるポテンシャルを秘めたアディゼロSL2のすべてを、早速チェックしていきましょう!

アディゼロSL2はどんなシューズ?初心者にもおすすめの「万能」モデル

画像引用:https://shop.adidas.jp/

アディゼロシリーズは、記録更新を目指すシリアスランナーから、日々のトレーニングを楽しむ市民ランナーまで、多くのランナーのパフォーマンス向上を支えるために、日本人の足型に合わせて開発されているアディダスの中核的ランニングシューズシリーズです。

その中でも「アディゼロSL2」は、特に汎用性の高さが際立つモデル。具体的には以下のようなシーンで活躍してくれます。

  • 初心者のフルマラソン挑戦: クッション性と安定性のバランスが良く、長距離でも足への負担を軽減。
  • 日々のジョギング: 軽量で快適な履き心地は、毎日のランニングを楽しくしてくれます。
  • スピード練習・テンポ走: 程よい反発性が、ペースアップをアシスト。キロ5分を切るようなペースにも対応。
  • レース前の調整ランやウォームアップ: レース用シューズに近い感覚で、しかし足への負担は抑えめに走りたい時に最適。

まさに「これ一足あれば大丈夫!」と言えるほど、クッション性、軽量性、安定性、反発性のバランスが絶妙。レースも練習も同じシューズでこなしたい、というランナーにとって、アディゼロSL2は後悔しない選択となるでしょう。

アディゼロSL2のスペック詳細

アディゼロSL2がなぜこれほどまでに万能なのか、その秘密は細部にまでこだわったスペックにあります。

  • アッパー:
    • エンジニアードメッシュ: ソフトで快適なフィット感を実現しながら、優れた通気性も確保。長時間のランでも蒸れにくく、快適な状態をキープします。
  • ミッドソール:
    • LIGHTSTRIKE 2.0 (2層構造): 軽量でありながら、しっかりとしたクッション性を提供。着地時の衝撃を和らげます。
    • LIGHTSTRIKE PRO (フルレングス): アディダスのトップレーシングモデルにも採用される高反発素材。LIGHTSTRIKE 2.0の間にフルレングスで挟み込むことで、どの部分で着地しても推進力に繋がる跳ね返りを感じられます。
  • アウトソール:
    • アディウェア ラバー: 優れた耐摩耗性を誇り、日々のタフなトレーニングでも長持ち。グリップ力も確保し、安定した走りをサポートします。
  • 重量: 約232g (メンズ27.0cm)
  • ミッドソール厚: 36mm
  • ドロップ: 10mm
  • アッパー:
    • エンジニアードメッシュ: ソフトで快適なフィット感を実現しながら、優れた通気性も確保。長時間のランでも蒸れにくく、快適な状態をキープします。
  • ミッドソール:
    • LIGHTSTRIKE 2.0 (2層構造): 軽量でありながら、しっかりとしたクッション性を提供。着地時の衝撃を和らげます。
    • LIGHTSTRIKE PRO (フルレングス): アディダスのトップレーシングモデルにも採用される高反発素材。LIGHTSTRIKE 2.0の間にフルレングスで挟み込むことで、どの部分で着地しても推進力に繋がる跳ね返りを感じられます。
  • アウトソール:
    • アディウェア ラバー: 優れた耐摩耗性を誇り、日々のタフなトレーニングでも長持ち。グリップ力も確保し、安定した走りをサポートします。
  • 重量: 約232g (メンズ27.0cm)
  • ミッドソール厚: 36mm
  • ドロップ: 10mm

【劇的進化!】アディゼロSL2は前作とどう変わった?

画像引用:https://shop.adidas.jp/

「前作のアディゼロSLも持っているけど、買い替える価値はある?」そう思われる方もいるかもしれません。結論から言うと、アディゼロSL2は前作とは別物と言えるほど大幅なアップデートを遂げています。

  • ミッドソールの進化:別次元のクッション性と反発性へ
    • 前作: ミッドソールが全体的に硬めに感じられ、反発性もやや控えめでした。
    • SL2: LIGHTSTRIKE PROが前足部のみだった前作に対し、SL2ではフルレングスで搭載。これにより、シューズ全体で柔らかさと心地よい跳ね返りを感じられるようになり、格段にスピードを出しやすくなりました。着地時の衝撃吸収性も向上し、より快適なランニング体験を提供します。
  • アッパーの変更点:より確かなホールド感
    • 前作: 比較的柔らかめのメッシュ素材でした。
    • SL2: 前作よりもハリのある、少し硬めのエンジニアードメッシュを採用。これにより、足をしっかりと包み込み、走行中のブレを軽減。安定した走りをサポートします。
  • 軽量化と厚みの絶妙なバランス
    • SL2: ミッドソールの厚みが前作よりも3mm増しているにも関わらず、軽量化を実現。これにより、クッション性を高めながらも軽快な足運びが可能になり、長距離でも快適に走り続けられます。

これらの変更点により、アディゼロSL2は前作の良さを継承しつつ、より高いレベルの快適性、反発性、安定性を手に入れたと言えるでしょう。

アディゼロSL2と人気モデルを徹底比較!

「他のシューズと比べてどうなの?」という疑問にお答えすべく、人気モデルと比較してみました。

  • アディゼロ ボストンとの比較
    • アディゼロ ボストン: グラスファイバー製のENERGYRODS(エナジーロッド)というプレートが搭載されており、より強い推進力を感じられます。スピードを追求するランナーや、レースでの使用をメインに考えている方に向いています。
    • アディゼロSL2: プレート非搭載のため、ボストンほどの強制的な推進力はありません。しかし、その分足への負担が少なく、より自然な接地感を得られます。レース後のリカバリーランや、日々のジョグではSL2の方がダメージが少ないと感じるランナーが多いでしょう。汎用性ではSL2に軍配が上がります。
  • ナイキ ペガサス41との比較
    • ナイキ ペガサス41: 言わずと知れたナイキの定番デイリートレーナー。非常にソフトで心地よい履き心地が特徴で、クッション性も高いです。
    • アディゼロSL2: ペガサス41と比較すると、アディゼロSL2の方が約40g程度軽量(※サイズやモデルにより多少の誤差あり)。そのため、スピードを意識した練習や、軽快に走りたい場合にはSL2の方がアドバンテージがあります。一方、長時間のLSD(ロングスローディスタンス)など、とにかく快適性を重視するならペガサス41の方が向いているかもしれません。

【忖度なし】アディゼロSL2を実際に履いた正直レビュー!

ここからは、筆者が実際にアディゼロSL2を履いて走ってみた感想を、良い点も気になる点も包み隠さずお伝えします。

  • サイズ感とフィット感
    • 前作よりもアッパーの素材がしっかりしたこともあり、筆者は前作より0.5cmサイズダウンしてジャストフィットでした。足を入れた瞬間、全体的にピタッと吸い付くようなフィット感があります。
    • ミッドソールは、フカフカしすぎない適度な硬さで、安定感を感じられます。
    • アッパーは伸縮性が少ない素材のため、足をしっかりとホールドしてくれる感覚。これが走行時の安定性に繋がっていると感じます。
  • 走行レビュー:ジョグからスピード練習まで、とにかく快適!
    • まず驚いたのは、ジョグシューズとしては非常に軽量であること。この軽さのおかげで、普段のジョギングでも自然とテンポ良く走れます。
    • そして、やはり特筆すべきはミッドソールのLIGHTSTRIKE PRO。ペースを上げた際にも、しっかりと反発を感じられ、楽にスピードに乗ることができます。キロ5分を切るペースでのインターバル走やレペティションでも、シューズがしっかり応えてくれる感覚がありました。
    • フルレングスになったLIGHTSTRIKE PROのおかげで、ヒールストライク気味の着地でも、ミッドフットでの着地でも、しっかりと反発とクッションの恩恵を受けられるのが素晴らしい点です。
  • 私がアディゼロSLシリーズを3代にわたり愛用する理由
    • 正直に言うと、アディゼロSLシリーズには「これがNo.1!」という突出した特徴は無いかもしれません。しかし、それこそが最大の魅力だと感じています。
    • **柔らかすぎず硬すぎない絶妙なミッドソールのバランス、強すぎず弱すぎない程よい反発、そしてアッパーの適度な安定感。**これらの要素が高次元で調和しているため、どんなコンディションの日でも、どんなタイプの練習でも、安心して足を任せられるのです。
    • 他の魅力的なジョグシューズを試すこともありますが、結局はこの「バランスの良さ」に惹かれてアディゼロSLに戻ってきてしまいます。アディゼロSL2は、その信頼感をさらに高めてくれる一足だと感じています。

アディゼロSL2のメリット・デメリット(注意点)

どんなシューズにも長所と短所があります。アディゼロSL2を検討する上で知っておきたい点をまとめました。

  • アディゼロSL2のメリット
    • 抜群の汎用性: ジョグ、スピード練習、LSD、レースまで、幅広いシーンに対応。
    • 進化したクッション性と反発性: LIGHTSTRIKE PROのフルレングス搭載により、快適性と推進力が向上。
    • 軽量性: デイリートレーナーとしては軽量で、軽快な走りをサポート。
    • 安定したフィット感: しっかりとしたアッパーが足をホールド。
    • コストパフォーマンス: 高機能でありながら、比較的手に取りやすい価格帯。
    • 耐久性: 耐摩耗性に優れたアウトソールで長持ち。
  • アディゼロSL2のデメリット(注意点)
    • プレート非搭載: カーボンプレート入りのシューズのような強烈な推進力やスピードアシストを求めるランナーには物足りない可能性も。
    • アッパーの硬さ: 人によっては、初期のアッパーのハリ感が少し硬いと感じるかもしれません(履き慣れると馴染むことが多いです)。
    • デザイン: シンプルでオーソドックスなデザインのため、デザイン性を重視する方には少し物足りないかもしれません(カラーバリエーションは豊富です)。

アディゼロSL2はこんなランナーにおすすめ!

以上の特徴やレビューを踏まえ、アディゼロSL2は特に以下のようなランナーにおすすめです。

  • ランニングを始めたばかりの初心者ランナー: 癖がなく扱いやすいため、最初の一足として最適。
  • 日々のジョギングやトレーニングで気兼ねなく使える一足を探しているランナー: 耐久性も高く、コスパも良い。
  • フルマラソン完走を目指すランナー: クッション性と安定性で長距離をサポート。
  • スピード練習もジョグも一足でこなしたい効率重視のランナー: 様々なペースに対応可能。
  • アディゼロシリーズの他のモデル(例:アディオスプロ、タクミセン)をレースで使っているランナーの練習用: レースシューズに近い感覚で、かつ足への負担を抑えたトレーニングが可能。
  • 「シューズ選びで失敗したくない」という堅実なランナー: バランスの取れた性能で、多くのランナーにフィットしやすい。

まとめ:アディゼロSL2はコスパ最強の「間違いのない」万能ジョグシューズ!

アディゼロSL2は、前作から大幅な進化を遂げ、初心者からシリアスランナーまで、幅広い層のニーズに応えることができる非常にバランスの取れたランニングシューズです。

特筆すべき派手さはないかもしれませんが、日々のランニングを確実に、そして快適に支えてくれる「縁の下の力持ち」のような存在。1万5千円以内で購入できるジョグシューズとして考えると、そのコストパフォーマンスは非常に優れていると言えるでしょう。

「どのジョグシューズを選べば良いか分からない…」もしあなたがそう悩んでいるなら、アディゼロSL2は自信を持っておすすめできる一足です。ぜひその進化した履き心地を、あなたの足で体感してみてください!

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