【現場レポート】HYROX(ハイロックス)千葉大会でメディカルスタッフとして活動!過酷なレースの裏側とトレーナーのリアル

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こんにちは! RADOST Running Club 代表の石川です!

今回は少し普段のランニングの記事とは趣向を変えて、先日開催されたフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)千葉大会」に、メディカルスタッフ(トレーナー)として2日間参加してきたご報告です。

普段はランニングをメインに活動していますが、今回の過酷なレース現場では、ランナーの皆さんにも知っておいていただきたい「筋肉のトラブル」や「現場でのリアルな処置」に数多く直面しました。

熱気あふれる会場の裏側で、私たち医療スタッフがどのようなサポートを行っていたのか、トレーナー目線でお届けします!

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メディカルスタッフの最大のミッションとは?

今回のHYROX千葉大会は、会場のど真ん中に大きなエイドステーション(救護所)が設置されるという、まさに熱戦のど真ん中で活動するエキサイティングな現場でした。

常時15名程度の医療・トレーナースタッフが待機し、私に課せられた主な業務は大きく分けて以下の2つです。

  1. レース中のトラブル対応 途中で足をつったり、痛みが出た選手を素早く的確に処置し、1秒でも早く競技に復帰させること。
  2. ゴール後のケア 極限状態まで追い込み、ゴール後に足の痛みや激しい痙攣で動けなくなってしまった選手を、「自分の足で歩ける状態」まで回復させること。

基本はエイドステーションでの処置ですが、無線で「〇〇エリアで選手が倒れました!」と連絡が入れば、現場へ急行して即座に処置を行うという、非常にスピード感と判断力が求められる2日間でした。

ランニングとはここが違う!HYROX特有の「足つり」

HYROXはランニングと様々なフィットネスワークアウトを組み合わせた過酷な競技です。そのため、普段私がサポートしているランニング競技とは、選手たちの筋肉への負担のかかり方が大きく異なっていました。

最も特徴的だったのは、「両足、かつ複数箇所の激しい足つり(痙攣)」です。

ランニングは下半身の特定の筋肉群を反復して使いますが、HYROXはプッシュ、プル、リフトなど、全身のあらゆる筋肉を総動員します。その結果、特に負担のかかるふくらはぎ(下腿三頭筋)を中心に、太ももから足先まで、広範囲にわたって筋痙攣を起こす選手が続出しました。

現場でのリアルな処置と「見極め」

次々と運ばれてくる選手たちに対し、私たちは以下のようなアプローチで回復を図りました。

  • 素早いストレッチとマッサージ:硬直した筋肉を解きほぐし、血流を促す。
  • テーピングによるサポート:競技に復帰する選手には、痛みを軽減し、筋肉の動きを助けるためのテーピングを実施。

そして、トレーナーとして非常に重要だったのが「症状の見極め」です。 単なる足のつり(筋痙攣)なのか、それとも肉離れ(筋断裂)の疑いがあるのか。 触診や選手の反応から瞬時に判断し、肉離れが疑われる重大なケースについては、速やかに医師へと引き継ぐ「トリアージ」の役割も担っていました。

熱中症と足のつりを両方併発して運ばれてくる選手も珍しくなく、現場の過酷さを物語っていました。

限界に挑む選手たちから得た大きな「やりがい」

息つく暇もないほど過酷な現場でしたが、それ以上に私が感じたのは「途方もないやりがい」です。

この日のために、血のにじむようなトレーニングを積んできた選手たち。痛みに顔を歪めながらも「どうしても最後までやり切りたい」という彼らの強い想いに触れ、その目標達成を自分の手で直接サポートできることは、トレーナー冥利に尽きる経験でした。

処置をして再び走り出していく選手の後ろ姿を見た時や、ゴール後に「歩けるようになりました、ありがとうございます」と声をかけていただいた時の喜びは、言葉では言い表せません。

またぜひ、こうした熱い現場で選手たちのサポートに関わりたいと強く思えた2日間でした。

今回の経験で得た「極限状態での筋肉のケア」や「トラブル時のテーピング技術」は、普段のランニング指導や市民ランナーの皆さんのサポートにも必ず活きてくる知識です。

これからも、現場で培った生きた知識や経験を、このサイトを通じて皆さんに還元していきたいと思います。ランニング中の痛みや足のつりなどでお悩みがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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