2024年、ガーミンのランニングウォッチ市場に激震が走りました。それが**『Forerunner 165』**の登場です。
「上位機種譲りの美しい画面」と「必要十分なトレーニング機能」を兼ね備え、これまでのエントリーモデルの常識を打ち破る完成度を誇ります。本記事では、1500mからフルマラソンまでをカバーするランナーの視点で、その実力を徹底解剖します。
1. ひと目でわかる!Forerunner 165が選ばれる3つの理由
忙しいランナーのために、まずはこのモデルの核心を3点にまとめました。
- 圧倒的な視認性: 上位モデル同等のAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用。直射日光下でも、疲労が溜まった後半の「チラ見」でも、データが鮮明に飛び込んできます。
- 「手首だけ」で完結する分析: 別売りセンサーなしで**「ランニングパワー」や「ランニングダイナミクス」**を計測可能。フォーム改善がこれ一台で加速します。
- 最強のライフログ性能: Suica対応に加え、睡眠中のHRV(心拍変動)ステータスを計測。体調管理の精度が飛躍的に向上しました。

2. ハードウェア:MIPからAMOLEDへのパラダイムシフト
従来のガーミンといえば、省電力なMIP液晶が主流でした。しかし、Forerunner 165は美しいAMOLEDを採用。これがもたらす恩恵は、単なる「見た目の綺麗さ」に留まりません。
視覚情報の「質」が変わる
心拍ゾーンが色鮮やかに表示されるため、インターバルトレーニング中など、追い込んでいる最中でも**「今、どのゾーンにいるか」**が直感的に判断できます。
驚異のバッテリー管理
「画面が綺麗だと電池が持たないのでは?」という懸念もありますが、スマートウォッチモードで最大11日間、GPS走行でも最大19時間(Musicモデル/全システムモードなら約17時間)と、フルマラソン完走には十分すぎるスタミナを維持しています。
Tips: 毎日入浴中に充電するルーティンを作れば、バッテリー残量を気にする必要はほぼなくなります。
3. トレーニング機能:科学的データに基づいた「高効率」戦略
忙しい社会人ランナーや学生にとって、重要なのは「いかに効率よく強くなるか」です。Forerunner 165には、そのための武器が揃っています。
HRVステータスとモーニングレポート
起床時にその日のコンディションを教えてくれる**「モーニングレポート」。特にHRV(心拍変動)ステータス**は、自律神経の状態を可視化してくれるため、「今日はハードに追い込むべきか、ジョグに留めるべきか」の客観的な判断材料になります。
手首でのランニングパワー計測
地面に加える力をワット(W)で表示。向かい風や上り坂など、ペースだけでは測れない「本当の負荷」をリアルタイムで把握できるため、レースでのオーバーペース防止に直結します。
4. 徹底比較:Forerunner 165 vs 265 vs 55
購入時に最も迷う「3モデル」を比較表にまとめました。
| 項目 | Forerunner 55 | Forerunner 165 | Forerunner 265 |
| ディスプレイ | MIP (反射型) | AMOLED (有機EL) | AMOLED (有機EL) |
| Suica対応 | × | ◯ | ◯ |
| ランニングパワー | × | ◯ (手首計測) | ◯ (手首計測) |
| トレーニングレディネス | × | × | ◯ |
| マルチスポーツ(トライアスロン) | × | × | ◯ |
| 実勢価格(税込) | 約2万円台 | 約3.9万円〜 | 約6万円〜 |
【結論】どれを選ぶべき?
- Forerunner 165がおすすめな人: 「コスパ重視だが、画面の綺麗さと最新機能は妥協したくない」という90%の市民ランナー。
- Forerunner 265を選ぶべき人: トライアスロンに出場する人、または「トレーニングレディネス(統合的な疲労指標)」が必須なシリアス層。
- Forerunner 55で十分な人: 予算を極限まで抑えたい、かつSuicaも不要という方。
5. 実際に使ってわかったメリット・デメリット
◯ メリット
- とにかく軽い: 腕振りの邪魔にならず、24時間装着してもストレスがありません。
- Suicaが便利すぎる: 財布を持たずに走り出し、コンビニで給水できる安心感は代えがたいものです。
- 操作のハイブリッド化: タッチ操作と物理ボタン(5ボタン)の両方に対応。雨の日はボタン、普段はタッチと使い分けが完璧です。
△ デメリット
- 質感: プラスチック感が強いため、高級感を求めるなら上位機種(FR965等)が選択肢に入ります。
- マルチバンドGPS非搭載: 高層ビル群の直下など、極限環境では265に精度で一歩譲ります(通常のロードランニングでは全く問題ありません)。
6. まとめ:Forerunner 165は「2024年の標準機」
Garmin Forerunner 165は、単なるエントリーモデルではありません。上位機種のコア機能を巧みに抽出し、価格を抑えた**「最も賢い選択肢」**です。
これからランニングを本格的に始めたい方はもちろん、旧モデル(FR55や245等)からの買い替えを検討している方にとって、これ以上の選択肢はないと言っても過言ではありません。
あなたのトレーニングを、データに基づいた「科学的」なものへ。Forerunner 165はその最高のパートナーになるはずです。




