「GPSの精度は妥協したくないが、スピーカーや通話機能までは必要ない」「とにかく軽くて、トレーニングに集中できる時計が欲しい」
そんなストイックなランナーの要望に完璧に応えるのが、**Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)**です。上位モデル「Pro」から主要な走行計測機能を一切削ることなく、圧倒的な低価格を実現した「ランナーズ・スタンダード」の実力をレビューします。
1. 「走りの質」はProと同じ。MaxTrack™デュアルバンドGPS搭載
Amazfit Cheetahの最大の魅力は、上位モデルのCheetah Proと全く同じ測位エンジン「MaxTrack™」を搭載している点です。
都市部も山道も、迷わない正確性
多くのメーカーが、エントリーモデルではGPS精度を落としがちですが、Amazfitは違います。
- L1+L5のデュアルバンド測位: 2つの周波数帯を利用することで、高層ビル群や木々の遮蔽による誤差を最小限に抑制。
- 円偏波アンテナ: どんな腕の角度でも衛星信号を効率よくキャッチ。
「練習のログがビル街でグチャグチャになる」というストレスから、2万円台で解放されるのは、2026年現在において驚異的な価値と言えます。
2. わずか「32g」。着けていることを忘れる軽快さ
Cheetah(Round)の重量は、本体のみで約32g。Proモデル(34g)よりもさらに軽量化されています。
- 繊維強化ポリマー製ベゼル: チタンのような金属の輝きはありませんが、非常にタフで軽く、汗による腐食の心配もありません。
- 快適な装着感: 激しい腕振りの際も時計が暴れず、100mのダッシュからウルトラマラソンまで、常に手首にフィットし続けます。
- 1.39インチ AMOLED: 解像度は高く、視認性は抜群。走りながらのチラ見でも、ペースや心拍数を瞬時に把握できます。
3. 「オフラインマップ」対応。この価格帯では唯一無二の武器
通常、2万円前後のウォッチでは「ルート表示(線のみ)」が限界ですが、Amazfit Cheetahはフルカラーのオフラインマップ表示に対応しています。
- 知らない街での旅ラン: 出張先や旅行先で、スマホを取り出さずに周辺の道を確認しながら走れます。
- ルートナビゲーション: 事前にGPXファイルを読み込めば、曲がり角を教えてくれるターンバイターンナビも利用可能。
「迷う心配がないから、新しいコースに挑戦できる」。これはランニングの楽しみを広げる重要なスペックです。

4. 徹底比較:Cheetah (標準) vs Cheetah Pro
「安い方のCheetahで十分なのか?」という疑問に対し、主要な違いを整理しました。
| 機能 | Amazfit Cheetah (Round) | Amazfit Cheetah Pro |
| 価格 (目安) | 約24,000円〜 | 約29,900円〜 |
| ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー | チタン合金 |
| Wi-Fi / スピーカー | なし (スマホ経由でDL) | あり |
| 通話機能 | なし | あり (BT通話) |
| ディスプレイサイズ | 1.39インチ | 1.45インチ |
| GPS精度 / マップ | 同一 (最高スペック) | 同一 (最高スペック) |
結論: 「時計で通話はしない」「地図のダウンロードはスマホ経由で構わない」という方にとって、Cheetah(Round)は最も賢い選択になります。走るための機能に関しては、Proと遜色ありません。
5. Zepp Coach™が「高効率」な練習を実現
忙しい大人や、限られた時間で結果を出したい学生にとって、AIコーチング機能「Zepp Coach™」は心強い味方です。
- オーバートレーニングの防止: 疲労度を数値化し、無理な練習を警告。
- メニューの自動調整: 「今日は体が重い」と感じる日は、AIがプランをリカバリー向けに書き換えてくれます。
自分の感覚と科学的なデータの両面からアプローチすることで、怪我のリスクを最小限に抑えつつ、自己ベスト更新を目指せます。
総評:純粋に「速くなりたい」すべてのランナーへ
Amazfit Cheetahは、飾りを削ぎ落とし、ランナーが本当に必要とする**「精度・軽さ・スタミナ」**に全振したモデルです。
- こんな人におすすめ:
- 予算を抑えつつ、Garminの上位機種並みのGPS精度が欲しい方
- 部活動で毎日ハードに使い倒したい学生ランナー
- 軽さこそが正義だと考えるシリアスランナー
- サブ4、サブ3を目指して科学的なトレーニングを始めたい方
2026年の市場において、「最も安く手に入る、最も正確なランニング専用機」。それがAmazfit Cheetahです。




